肘が逆に曲がる「猿腕」と身体の硬さに隠されたルーツ
生まれつき体が非常に柔らかい、または腕を伸ばした時にまっすぐ(180度)を超えて逆側までグニャッと曲がる「猿腕(さるうで)」ですか?
それとも、関節ががっしりと硬く、可動域が限られているタイプでしょうか。
実は、この「関節や靭帯の柔軟性」にも、あなたのルーツが縄文人と弥生人のどちらに強く傾いているかを示すヒントが隠されています。
【縄文タイプ】野生を生き抜いた誇り高きハンターの衝撃吸収体質
腕の関節が逆に曲がる「猿腕」や、生まれつき体・靭帯が非常に柔らかい性質は、古い原始的な遺伝子を色濃く残す縄文人に多く見られる特徴です。
険しい山林で弓矢を極限まで引き絞ったり、重い槍を力強く投げたり、足場の悪い岩場を飛び移ったり——。そんな過酷な狩猟採集生活の中で、激しい衝撃や無理な負荷を関節の「遊び(クッション)」で逃がして怪我を防ぎ、生き抜いてきた誇り高きハンター(狩猟民族)の骨格体質の名残と言われています。
身軽で柔軟、しなやかな身体は、自然と一体となって列島を駆け巡った縄文の知恵そのものです。
【弥生タイプ】農耕と定住を支えた頑丈でブレないフレーム
一方で、関節が硬めで骨格がしっかりしている人は、大陸から渡ってきた渡来系弥生人の適応力を受け継いでいると考えられます。
平野部での開墾作業や、朝から晩まで腰を据えて行う稲作(農耕生活)においては、柔らかさよりも「同じ姿勢を長時間支え続ける頑丈さ」や「ブレない骨格の安定性」が求められました。繰り返し行う農作業の負担に耐えうる、剛健なフレーム構造を獲得していったのです。
あなたの身体に残る「太古の記憶」
- 猿腕・体が柔らかいあなた:山野を駆け巡り、しなやかに獲物を追った縄文ハンターの血脈。
- 体が硬く丈夫なあなた:大地にしっかり足をつけ、豊かな実りを育んだ弥生農耕民の血脈。
身体の柔らかさひとつにも、数千年前の祖先たちが生き抜くために選んだ「進化の工夫」が刻まれています。自分の肘や身体の硬さを確かめるとき、そこには遥かなる太古の物語が息づいています。
